成績からみた横浜DeNAを簡単に総括しよう~野手編(内野手)〜

話の前に…

 

【前回の相棒について】

10月から相棒〜season18〜が始まったわけですが前回の回「少女」はすごく良い作品でした。あの少女(明菜)役の大島美優ちゃんの回の終わりまで底が見えない少女の演技はとても素晴らしかったと思います。また、自分と葛藤していたがその真実と気持ちが解消した後の髪型を変えて笑って登場するシーンもとても良かったです。話の始まりは鑑識の益子さんの猫探しだったにも関わらず少女との出会い、恋人を失った男、そして犯人が別にいたという展開が多い中で今回はすごくまとまっていてたので好きな回でした。(嫌いな回って別にないけど。笑)

 

 

さて本題に、入りましょう。

 チーム成績に関しては前回の回でお話ししたので割愛させていただきます。

 

sunontopofthestone.hatenablog.com

 

内野手

 

 ネフタリ・ソト(.269/43/108)

我れらがソト神でございます。前半戦は本塁打は出るけど率がなかなか上がらず苦しんでいましたが昨年一軍に上がってきた頃と同じ時期から本来の打撃に戻り、後半戦の追い上げに一層貢献してくれました。そして、9月19試合で10本の本塁打を打ち、気づけば 本塁打王打点王を獲得しました。(あの9月の1試合3本の全方向本塁打はエグかったですね。)
守備は決して良いとはいえませんがしっかり反省して真面目に練習をする本当に優良助っ人です。(それでも失策は6ですから素晴らしい。)
早いカウントでの打率が高く、追い込まれると率が下がる傾向がありますがそれでも相手からしたら1発があるのを捨てきれませんから気が抜けませんよね。
やはり暖かい気候になってくると状態が上がるんでしょうかね。(メヒア(西武)も前そんなことを言っていたような気がします。)
シーズン通して状態が良ければバレンティン(ヤクルト)の持つ本塁打のシーズン日本記録(62本)を抜く可能性は大いにあると思います。期待したいです。

 

ホセ・ロペス(.241/31/84) 

こちらは我れらがチャモでございます。昨年は怪我で長期の離脱がありましたが、今年はチープトップの出場数で1年間チームを支えてくれました。打撃に関しては2年ぶりとなるシーズン30本塁打、7年連続2桁本塁打をマークするなど長打力は健在でした。しかし、打率や出塁率は下降気味です。ただ、月別の打率だけ見てもシーズン打率と比較して、そこまで調子に大きな波はなかったのではないかなと思います。特出しているのは満塁時の打率で.636(11打数7安打3本塁打21打点)と恐ろしい強さを誇りました。
他の選手が怪我で離脱していく中、1年を通して1軍に残り続けたロペスは本当に頼りになったでしょう。また、今年の5月には一塁手としての守備機会連続無失策の日本プロ野球公式記録を50年ぶりに更新するなど安定した守備でもチームを助けてくれました。頼れる助っ人兄貴は来年もチームを引っ張ってくれるに違いありません。

大和(.237/0/37)

 「残念。そこは大和。」という言葉がある程(あるよね?)守備で観客を魅了するいぶし銀の選手ですが打撃に関していえば昨年と比べてやや見劣りしているように見えます。しかし、今年は自己最多の37打点をマーク、率の低さをカバーする出塁率.300など見えない部分でしっかりと貢献してくれてました。さらにこの男・大和も満塁時の打率がえげつないんですね~。
.545(11打数6安打10打点)
ですよ?
ロペスと合わせても.590(22打数13安打31打点)ですからね。
この2人なんなん。

宮崎敏郎(.284/15/49)
ハマのプーさんこと宮崎。4月まで大スランプでしたが、ラミレス監督の信頼
は揺るがず我慢して使い続けた結果見事に5月から調子を取り戻しました。
8月初旬
に左有鈎骨骨折で今季絶望と言われていたが驚異の回復力を見せ、9月にチームに合流すると怪我を感じさせない安定した打撃でチームをけん引しました。
ここ数年怪我で選手が入れ替わり離脱する中、大きな離脱もなくチームを支えてきた男のスランプと長期離脱は相当な痛手でした。
シーズン終了時の打率は.284(これでもチーム打率1位)でしたが大スランプだった3月、4月を除けば打率は.321(330打数103安打)と素晴らしい成績を残しています。
ソト同様たらればの話になりますがスランプが起きていなければ、不運な怪我さえなければ首位打者最多安打なども狙えたでしょう。
起きてしまったことは仕方ないですが唯一の救いは1か月でスランプから抜け出せたという所だと思います。怪我で離脱中は筒香がサードに回らないと戦力キープができない状況だったと考えるとサードはある意味手薄のなのかもしれません。(個人的には伊藤裕季也に期待したい所です。)

柴田竜拓(.256/3/17)

 ソトや大和の欠場での先発、途中交代などでの出場が多い中で今年は昨年よりも打撃も守備もレギュラー陣に負けないプレーを見せてくれました。小柄ながらパンチ力もあり、フィールディングも軽やかで個人的には今年1番成長を感じられた選手だと思っています。
ソトを外野とセカンドのどちらで使うかで柴田の起用もだいぶ変わってきますが、セカンドでレギュラーとして出ればセンターラインは確実に強化されますし、小技も使えるので今年の成績を維持(欲をいえば.270以上)できればつなぎ役の2番としていい味を出してくれるんじゃないかと思います。

中井大介(.248/3/7)
昨年、巨人を戦力外になり今年から加入した中井は貴重なユーティリティープレーヤーとしてチームを支えてくれました。打率はそのくらいかなとは思っていましたが得点圏が.200切ってしまっているのは難点ではあります。しかし、中井のように起用にポジションをこなせる選手は数少ないですし、長打も打てる可能性をもっているというのは代打において必要でありました。
(あのバックスクリーンへの本塁打は見事でした。)
中井はとにかく自身が怪我しないことが最重要でしょう。それこそがチームへの貢献に繋がると思います。

石川雄洋(.208/2/5)
我らが雄さんですが、泥沼の連敗中に1軍に上がると不穏な空気を一掃する本塁打を放ち連敗脱出の立役者となりました。成績自体は年々下降気味ではありますが、数少ない生え抜きでベテランの選手ですから少しでも長くやってもらいたいです。

倉本寿彦(.121/0/2)
今年は1軍定着とはならず昇格時も結果を残すことができませんでした。
2軍での成績も1軍での実績も考えると物足りない数字ではあります。
2016、17年の本来の打撃が戻ってくればまだまだチャンスはありますが来年が正念場になりかねないでしょう。

伊藤裕季也(.288/4/17)
ドラフト2位で入団した伊藤は8月にスタメン出場すると2打席連続本塁打を放つなど鮮烈デビューを果たしました。本職はセカンドですが今後のことを考えてもサードやファーストにも挑戦してもらい、右の貴重な本塁打を打てる内野手として宮崎やソトまたはロペスが怪我で抜けた時の穴埋めをできる選手にまず育ってほしいです。その第一歩としては今年の成績は期待に応えてくれたと思います。



~その他~
宮崎を埋められる程の選手が内野手にいないという現状が露呈されてしまったのが今回の筒香のサード起用だと思います。勿論、宮崎が来年怪我をしないという保証はどこにもありません。ロペスも今年の11月で36歳になります。まだ老け込む歳ではありませんがいつ年齢の影響が起こるかわかりません。そういった内野を守る好打者の抜けた時の戦い方がとても重要になってくると思います。なので、来年こそラミレス監督の手腕が試されるところではあると思います。その前にキャンプで若手の選手の成長を期待したいものです。一番いいのはみんなが怪我をしないで出場できることですが。


 

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  ※この写真はTwitterから拝借させていただきました。
問題があるようでしたら削除いたします。

下記は柴田竜拓選手奇数打席登場曲
Zeddの「Beautiful Now(feat. Jon Bellion)」です。

Beautiful Now (feat. Jon Bellion)

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  • provided courtesy of iTunes