成績からみた横浜DeNAを簡単に総括しよう~野手編(捕手)~

話の前に…

【最近のプロ野球動向】

美馬(楽天)FA宣言

 経験豊富な投手で今年は8勝をあげました。2017年には2桁勝利もしています。彼のFAランクはBなので〈プロテクト外の選手1名+旧年俸の40%〉または〈旧年俸の60%〉の補償を獲得球団はしなければなりません。
石井GMになってからは動きがかなり活発なので選手とフロントの間に若干の溝が出てきているのかもしれませんね。(平石監督の解任は衝撃的でしたから…)球団はFA残留を認めているようですが、本人は関東の球団を希望しているという話もあります。果たして何球団が手を挙げるか楽しみです。仮にセ・リーグの球団に行ってしまうと中田との因縁の対決は交流戦だけになってしまいますね。

 

藤波(阪神)フェニックスリーグで先発
4回2安打無失点も9四球だそうで、制球がまだ安定しないようですね。(3~4四球が藤波なら及第点かと…。)
藤波の復活を待ち望んでいるのは阪神のファンだけではないと思いますからはやく良い状態になって欲しいものです。
ただ、このまま阪神にいても...なんて噂もありますから本当にそうならないように阪神首脳陣も頑張って欲しいです。

 

さて、本題に参りましょう。

野手編と大きく括ったんですが選手の数も数なので捕手、内野手、外野手で分けて紹介していければと思います。

 まずは成績を…

打率 5位(.246)
安打 6位(1177本)
本塁打 3位(163本)
盗塁 6位(40盗塁)
犠打 6位(81犠打)
得点 3位(596点)
打点 3位(575点)

とリーグ成績をざっくり見ても決して良いわけではありません。

しかし、この成績でも2位まで上がれたのは得点圏打率(.271 リーグ1位)失策(63 リーグ1位)が良かったからかもしれません。どちらも他の球団と比べても軍を抜いて良い数字です。(今年は満塁時の勝負強さが半端じゃなかったですね)
固い守備と選手達のギリギリでの勝負強い打撃が光ったシーズンですね。

バントに関しては1番2番を固定できないままで、2番にソトや宮崎が入ったりする(最近流行りの打てる人を2番に置くやつ)こともあったのでなかなかバントも打順によっては難しい所があったと思います。(あとは決めなきゃいけない場面で決められないとかそういう細かい所になってくるかと)
また、リーグ成績は6位(81犠打)ですが巨人(84犠打)ヤクルト(84犠打)とはそこまで差はありませんからそれを考慮しても盗塁(40盗塁)の圧倒的少なさがやはり気になるところなんでしょう。(ちなみに5位はヤクルトの62盗塁)機動力の向上は必要ですが筒香が抜ける穴をどういったタイプの選手を置くかでまた変わってくると思います。
なんにせよ秋季キャンプのスローガンは凡事徹底ですから掲げたからには底上げを期待したいです。

捕手編

伊藤光(.254/8/27)

今年はオリックス時代のパンチのある打撃を見せることができたんじゃないでしょうか。(シーズン本塁打に関しては自己最多のようです。)そして、捕手陣の中でも最多の出場を果たしました。いつの間にか伊藤光にハグしてもらえることが投手のステータスになっていたり…。
シーズン終盤の怪我もありましたがおそらくファンで今年の伊藤光を悪く言う人はそうそういないでしょう。また、シーズンオフにはFA宣言をせず、4年契約で残留を決めてくれました。チームとしては経験豊富な捕手が長く残ってくれるのは非常にプラスだと思うのでありがたい限りです。
欲を言えば得点圏打率(.218)の向上と盗塁阻止率(.245)の向上を期待したいです。

 

嶺井博希(.211/2/12)

今年は相性の合う投手以外は基本的には控え捕手としての起用が多かったですね。
ただ、起用中は悪い意味で目立つこともありました。とはいえ、怪我で伊藤が抜けた期間は戸柱と良くしのいでくれました。率は低いですが意外性あるバッティングを見せてくれました。伊藤に負けず劣らず正捕手を目指してもらいたいです。


戸柱恭孝
(.200/1/6)
3月~7月は出場機会にあまり恵まれませんでした。伊藤の怪我から昇格しましたがバッティングでは良い結果を残せず悔しい結果に終わったと思います。ラミレスに認められている男の逆襲に期待したい所です。


~その他~
今年の捕手別防御率でも群を抜いて伊藤が良いというような結果もあるようです。(「捕手別防御率 2019 横浜」で検索してみてください)
なので、戸柱、嶺井が伊藤とまず並ぶには投球の組み立てからもう一度見直すことが必要なのかもしれません。(しかし、稀にベンチから配球の指示も出てることがあるとは思いますし、一概には言えませんが参考に)

正捕手はほぼ伊藤で決定とは思いますが、伊藤のこの活躍により嶺井、戸柱が来年どこまで巻き返してくるか期待したいところです。控えの椅子も劇的なサヨナラ打を見せた山本
(.333/0/2)や二軍で絶賛成長中の強肩益子(1軍出場なし)なども出てきているのでうかうかはしてられません。

そして、西森が戦力外、ドラフトで東妻を獲得してることからみて2軍捕手の年齢差を縮めることで若手捕手の間にも競争が生まれるような態勢に整えてきたような気がします。
ドラフト前には高城(オリックス)の戦力外もあったのでもしかしたらDeNA復帰ということもあるとは思ったのですが捕手の人数も人数ですからなんともいえませんね。(しかし、他に取られるぐらいなら欲しい…。高城はまだやれそうな気がします。)


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 ※この写真はTwitterから拝借させていただきました。
問題があるようでしたら削除いたします。

 

 下記は伊藤光選手第1打席登場曲
BUZZ THE BEARSの「ジブンシダイ」です。

ジブンシダイ

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