成績からみた横浜DeNAを簡単に総括しよう~先発投手編~

今年のプロ野球の全試合日程が終了。

巨人にはせめて1勝でもして欲しかったが、ソフトバンクのCSからの勢いは止められず。
それでも最後に阿部をソフトバンクの選手で胴上げしていたのは感動したなぁ。

そんなこんなで私が好きな横浜DeNAの1年を勝手ながら総括しようと。
・先発投手編

・中継ぎ抑え編

・野手編

と3つに分けて伝えられたらなと思っている次第なので至らないところやそんなの当たり前だみたいなことがあるとは思いますがどうか私の知識不足も含めて寛大な心でお読みいただければと。

 

 

先発投手編

 

先発陣は怪我や調整不良も含めて安定しなかった。

ドラ1左腕三羽烏もシーズンを通して投げ切ったのは今永のみで(13勝7敗)、リーグ2位で2桁勝利の投手が1人しかいないというのが現状を物語っている。
(最近の傾向としては中継ぎ投入が多い分だけ先発投手よりも中継ぎ投手に勝利数が分散してしまう節があるね。規定投球回に達している選手が少ないのもそれを表してるしね。)


ドラフト1位は1年目に活躍する分、翌年に疲労や他球団からのマークなどで2年目に苦しむというのが定年だったので東に関しては無理せず昨年のシーズンオフから治療に専念したのは正解ではあった。時間はかかったが復帰後の濱口(6勝5敗:防御率3.17)(4勝2敗:防御率3.76)の全体の成績を見ても悪くはないので来年にはこの2人が今永と共に抜けずにいてくれればさらに勝算がもてるだろう。(濱口は調子の波が結構激しいのでそこが小さくなればより安定した成績が残せるかも...)

 

また、2人が抜けていた分頑張ってくれたのがルーキーの上茶谷(7勝6敗:防御率3.96)大貫(5勝6敗:防御率5.00)の2人。
上茶谷を使う中でチームとして評価したいのはシーズン折り返し前に上茶谷を1度2軍に落としてしっかり休養を取らせたことでシーズン終了まで残ることができたこと。2桁勝利とはいかなかったが奮闘し7勝をあげた。(過去のドラ1メンバーの成績が良すぎただけで1年目にしては普通に評価できる結果でした。)
そして、大貫は防御率5点台とはいえ案外打線の援護に恵まれず粘りの投球の結果打たれてしまうというケースもあった中5し、ルーキーの2人で12をあげてくれたのはチームにとっても選手にとっても大きな成果だろう。

 

平良は7月までは抜群の安定感を誇っていたのにも関わらず、8月は勝ちがついているものの点を取られるケースが増え、終盤には疲れが見え始めたのか9月にはまさかの3連敗且つ早いイニングでの降板が目立ってしまった。(5勝6敗:防御率4.11)
シーズン序盤のピッチングを1年間通して出来ていれば平良も今年は少なくとも負け越すということならなかったと思う。なので来年の平良が非常に楽しみである。(すごく真っすぐが良くなった気がする...)

ハマの宇宙人こと井納は今年はほぼ先発での勝負となったが、いい結果を出すことができなかった。(4勝5敗:防御率4.76)
プロ野球界の若返りも激しい昨今で年齢も年齢ですから来年の貢献度が契約更改に大きくかかわってきそう。とはいえ横浜には欠かせない選手だと私は思っているので頑張ってもらいたい。

 

昨年も先発陣で苦しんだ中登板し今年への期待を見せていた飯塚(0勝1敗:防御率11.12)京山(0勝6敗:防御率5.80)という未来のローテーション候補も今年は良い結果を残せなかった。
阪口(0勝1敗:防御率5.87)中川(0勝1敗:防御率5.40)なども限られた登板ながらも1軍を経験している中で飯塚、京山が昨年からの期待を加味すると今年1軍でのアピールに欠けたのは非常にもったいなかった。現先発陣および候補とも年齢に大きな差がないため、来年の巻き返しが非常に重要になってくる。(京山、中川は2軍成績は申し分なかったけど、やっぱり1軍の壁は厚いな...)

 

そして、復活というより覚醒という表現の方が正しい気がするがやはり今永(13勝7敗:防御率2.91)なくして今年のベイスターズの先発は語ることはできない。

 

特に私が評価したいのはQS率(クオリティスタートの略称:先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内で抑えること)で、データで楽しむプロ野球のサイトで見ると横浜のチームQS率は36%で、これはセ・リーグでもヤクルトと同じ最下位。(他4球団は45%以上)しかし、今永のQS率は68%。(25試合の先発登板のうち17試合がQS)

今永のこの数字の高さでチームQS率がこの低さですから、今永以外の先発陣がいかに試合を上手く作れていないかが数字で見えてくる。無論、防御率奪三振などすべてにおいて今年は素晴らしく今永がいなかったら...と思うとゾッとしてしまう程。
 (今年の今永は緩急の付け方とここぞの時の制球力が抜群だった。俗に言うギアチェンジ。)

しかし、今年2位なることができたのはやはりチームとしての総合力で勝る部分があったからだろう。 すべてが先発で決まるわけではない。何点取られようと0点で抑えようと試合が終わるまでは分からないのだから。だから野球は面白い。

 

ただ、気持ちやっぱりローテションが固まれば固まるほど組み立てはし易いはずなので、来年のローテーション争いに大いに期待したい。(来年は坂本くんもいるぞ!!伊勢くんは中継ぎ?)

他にも先発で投げている選手はいるとは思いますが(石田は中継ぎ、抑え編で…)とりあこんな感じで今回は。

あくまで成績から見た個人的な総括なのでどうか悪しからず。

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※この写真はTwitterから拝借させて頂きました。
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