さて、誠に勝手ながら今年の個人的な評価と感想を。つらつらと書きます。
見取り図 88
今回一番推していた見取り図でしたが、自己紹介ネタのように盛山さんのツッコミフレーズや実在しない人物の伏線回収などなど、自分達の武器を詰め込みすぎた分、ネタが窮屈になってた。もったいない気はしたけどそれそれで全国に見取り図はこういう漫才スタイルだというのが知れ渡っただけでも嬉しい。
スーパーマラドーナ 86
いつものネタよりまとまりがなかった。
かつ、設定に広がりを感じれなかった。
勝ち上がってきたネタを観てきた分すごく期待していたのに勿体無かった。
かまいたち 90
何気ない雑談から生まれるような笑いの作り方はかまいたちは本当に凄いと思う。
漫才での2人のバランスの良さがすごくわかる。後半まで一本でキープできる能力はさすが。客のイジリ方もうまかった。
ジャルジャル 94
なにかわからないけど笑ってしまう。
その空気感を作れるのは本当に凄いと思う。
言葉にできない笑いの裏にも練習量がうかがえる。
今回はネタが非常にわかりやすかったところが良かった。
ギャロップ 86
釣り合わないコンパに誘われるネタでしたが盛り上がりひとつ欠けていた。
せめて何か爪痕を残せるものがあれば良かったのだが、単調に終わってしまった。
ゆにばーす 87
はらさんが意外と器用だったのはわかったがフリを長く使ったにも関わらず大きな笑いがおきなかった。掴みも取れなかった分、歯車が狂っちゃったかな。
ミキ 88
個人的には声量の強弱をもっとつけて欲しい。勢いはキープできたからよかったかなと。ブラックジョークとも言えるネタではあったけど生放送ならではだし、ミキはそういうところあんまり気にしないで漫才するので好き。(金正恩のやつとか)
トム・ブラウン 83
個人的にはハマらなかったし、やっぱり「漫才」か?と言われたら違う。
発想は面白いけど。どうしても受け入れることができなかった。
会場をかき乱したという点では良かったと思うけど…
ただ、ジャルジャルと同様ああいう形を一貫して突き通すっていうのは勇気のいることであり、飽きさせず笑いを取るっていうのは凄い。
霜降り明星93
粗品がピンでやる時と全くやることは一緒なのだが、フリップとはまた別でせいやにしかできないマネや動き今回は全てハマったといった印象。ツッコミの入れ方もテンポよくてお客さんが離れなかった。特に1回目のボラギノールの掴みは最高でした。掴みやっぱり大事ですね。
和牛 96
もう漫才というか作品というイメージ。
円滑に笑いが入ってくる心地よさを作れるうまさが凄い。安定の中の安定。安心に観れるという信頼。m-1初出場の時のネタはあまり好きではなかったけど年々進化していっているのが目に見えてわかる。本当に素晴らしかった。
総合的に見ても今年は和牛だったかな。
ジャルジャルにも大会予選の国名わけっこのネタを観た時はこれは今年はジャルジャルだなって思ったけど、もう和牛に関しては簡単に綺麗に笑わされてるような漫才をされて感嘆しました。
勿論、勢いも大事だとは思いますがやっぱり総合的なうまさを求めたくなるので個人的には和牛が1番でした。
あくまで個人的な感想なので悪しからず。
今年は審査員の方の意見を沢山聞けました。
やっぱりプロのお笑いに精通している方達。全部的を得ているような気がしました。
立川志らくさんの発言、点数が話題になっていましたがそれも評価の一つだと思います。
敗者復活戦からミキが上がってきたのは人気だなんだという話もありますが、それもシステム上、仕方のないことだと思います。
敗者復活で投票はしませんでしたが投票するならば僕は金属バット、たくろう、インディアンスでした。
また来年も沢山笑える日を期待しています。